レーシングマナーとは

誰もが安全に、より快適に楽しく走行できるようにという、お互いの暗黙の了解とでも言うべきマナーです。しかしながら、私の常識・世間の非常識というように、全ての人が同じ考えでいるということはありません。そこで、ここでは、より基本的な最低限のマナーについていくつか取り上げたいと思います。

一番重要なのは楽しく走るということ
FORZA MOTORSPORT 2は、タイトルにもある通り、スポーツゲームです。しかしながら、詳細なルールが提示されているわけではなく、また、モータースポーツというもの自体がマイナーなスポーツであるがために、そのルールは知れ渡ってはおりません。それでも個人個人が楽しく走るにはどうすればよいのでしょう?

接触はできるだけ避けよう

現実であれば、車同士が接触すると、車が壊れてしまい、莫大な修理費用が発生してしまうどころか、二度と走れなくなってしまう可能性もあります。しかしながら、Forza2では、車の接触によるペナルティは、タイムの加算によるペナルティ、パーツの破損によるダメージ、レース終了時に修理費用が発生する。と、現実と比べ、非常に軽微なペナルティとなっているため、ぶつかっても問題は無いだろうと考える方も多いかもしれません。特に、オンラインで車のダメージが出ないような設定となっている部屋も多く見かけられるため、ぶつかって当然と思われる方もいるかもしれません。

接触はお互いにマイナス

走行中に車同士が接触をしてしまうと、その接触具合にもよりますが、高速であればあるほど、また、特にコーナリング中であると、お互いに車が突然バランスを崩してしまい、スピンをしてしまったり、車にダメージを負ってしまい、最高のパフォーマンスが出なくなってしまう可能性があります。これは、お互いにレース中にマイナス要因でしかなく、できれば避けたいのがこの車の接触です。

また、後ろから接触し、前の車のバランスを崩して抜いていくような事もできますが、これは、スポーツとしての現実のレースであれば、厳しいペナルティを受けてしまう対象となってしまいます。そのペナルティの内容は、レース内でのピットスルー、罰金、出場停止、ライセンスの停止等様々なものがあります。しかしながら、Forza2では、特にこういった罰則はなく、接触時にラップタイムに若干のタイムが加算されるというペナルティしかありません。だからといってむやみやたらに、狙ってこういった抜き去り方をしてしまうのは、レーシングマナーとして考えると、決して良いことではないというのがおわかりいただけるでしょうか?

抜かれないようにブロック?

前を走っているときに、後ろから来る車に抜かれたくないと誰でもがそう思うでしょう。そして、抜かれないように走るわけですが…。

ブロックという言葉は同じなのですが、悪質なブロックと、正々堂々としたブロックがあるのを知っておきましょう。

例えば、長い直線で後ろからは自分より明らかに抜かれるような速度で車が近づいてきた場合、この速い車の前に居続けられれば、相手は自分と同じ速度までスピードを下げなければぶつかってしまうので、抜かれることはありません。しかしながら、これは悪質なブロックと判断されてしまいます。

現実のレースでは、こういうことが起こらないように、ルールとして、【直線では走行ラインを1度(または2度まで)しか変えることができない】などといった項目が盛り込まれているのがほとんどです。なぜなら、もし何度も何度も執拗に前に居続けるようなレーサーがいると、そのレース自体が非常につまらないものとなってしまう為に、この様なルールが定められているのです。

つまり、直線で抜かれそうになった場合には、そのまままっすぐ走り続けるか、もしくは、後ろの車を先に行かせる様に、その車の前以外へと移動するかのどちらかを選択することになります。そして、後ろの速い車も同じように、あなたを抜くために横へ移動して抜いていくか、もしくは、あなたが抜かれようと移動したならば、そのまま直進して抜いていくかの2択になります。

ブロックライン?

同じブロックでも正々堂々としたブロックもあります。これはブロックラインやラインブロックと言われます。これは自分が前を走っている際、主に直線の終了間際やコーナリング時に、相手のベストのラインを潰すような走りをすることを言います。

コーナーを一番速く走り抜ける基本はアウトインアウトという走行ライン取りです。しかしながら、接近戦となった場合には、このアウトインアウトというラインを取らせないよう、お互いに牽制しあう、これがレース中におけるバトルの醍醐味とも言えるでしょう。

例えば後ろの車はブレーキの効きがよく、前の車はコーナリングが速い車だったとします。そうすると、前を走る車は、できるだけアウトインアウトのラインを取りたいのですが、後ろの車はブレーキの効きがいいために、コーナリングに入る際に自分と並ばれてしまう可能性があります。いつものようにアウトインアウトで走ってしまうと、インに入られた場合、相手はインインイン、自分はアウトアウトアウトというライン取りになってしまい、直線距離にすると、アウトアウトアウトというライン取りはインインインよりもずっと長い距離になるために、抜かれてしまうことは容易に想像ができます。

そこで、最速で走り抜けることができなくとも、はじめから自分がコーナーをインから入り、インインアウトで走り抜けることができれば、後ろの車は、アウトアウトアウトとなり、自分よりも前に行くことは難しいと考えられます。これがブロックラインです。コーナー入り口では、基本的にインを守ったほうが有利であることを覚えておきましょう。

こういった駆け引きにおけるラインを潰すバトルは正々堂々としたブロックとみなされ、ペナルティを受けることはありません。モータースポーツの醍醐味のひとつがこのライン争いにあるといっても過言ではないでしょう。

いくつかの例

130Rの速度差によりシケイン手前で前に出ることができたものの、抜ききることができず、シケインをアウト側からアプローチすることになったため、再び抜かれてしまうという映像。いかにイン側にいることが有利であるかがわかるでしょう。

鈴鹿サーキットの130R〜1,2コーナーを例にしてみます。この映像では、130Rで前の車が失速し、それを契機に前へと出ます。シケインも無事通過したものの、追い抜いた車が背後へピッタリとくっついており、直線でスリップストリームが有効な距離に近づいてきました。後ろの車はいったんアウト側へ振り、アウト側から抜くと見せかけたためにアウト側へ寄ったものの、それはフェイントで、イン側からアプローチしてきます。いわゆる悪質なブロックをするならば、ここで後者の前へと執拗に進路を変更すれば抜かれることはありませんが、それはマナー違反であると考えられるため、後者の前へは出られません。そこで、後者が少しでも次のコーナーで曲がりづらくするために、接触しないギリギリまでイン側へと幅寄せします。こうする事によって相手の次のコーナリングをインからアプローチさせることによって、減速量を増やし、コーナリングスピードを少しでも遅くさせることができます。と、同時に、自分もイン側からアプローチすることになるので、自身のコーナリングスピードも落ちてしまうことにも繋がります。この映像では、残念ながらそんなアプローチも実らず抜かれてしまいました。

逆にいえばイン側から抜いた後方の車のライン取りでのオーバーテイクが実った例とも言えるでしょう。ここでもイン側が有利なのが見て取れますね。

 

こちらの映像は、上記とほぼ同じ状況ですが、アウト側からのアプローチが成功した例になります。執拗にマナー違反を犯してまで頭を押さえなくとも、相手のラインをコントロールすることで前に出ることができるという非常によい例ではないでしょうか。

この様に、ラインコントロールはうまくいくこともあれば、失敗に終わることもあります。このラインコントロールによる駆け引きがレースでの最大の魅力ではないでしょうか?正々堂々としたブロック、ラインコントロールができるようになると、より一層楽しめることは間違いないでしょう。

マナーは強制されるもの?

マナーとは強制されるものではありません。それに、ローカルなマナーもたくさんあるでしょう。とにかく【皆が一緒に楽しめるよう最大限の努力をする】というのが一番のマナーだとは思いますが、特に気負うことはありません。ぜひ気軽にオンラインでレースを楽しみましょう!

ボイスチャット(ヘッドセット)は必須?

必須というわけではありませんが、ヘッドセットがあれば、より多くのコミュニケーションをとることができるようになるため、無いよりはあったほうがいいでしょう。しかしこれももちろん強制されるものではありません。