パーツのアップグレードについて |
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ForzaMotorsport2では、車の戦闘力を挙げるために、さまざまなアップグレードパーツが手軽に付けたり外したりする事ができます。そのパーツ毎の簡単な解説をしていきたいと思います。
アップグレードする際には闇雲にパワーだけ上げても、サーキットにはコーナーがある以上、それだけで速く走れるわけではありません。パワーとコーナリングのバランスを考えて、バランスよく仕上げることが、速い車を作る第一歩になります。
理想としては、加速が速く、最高速が高く、すぐに止まる事ができ、かつコーナーをより速い速度で曲がれる。といった車が理想となりますが、PIとの兼ね合いで、そういった車に仕上げようとすると、あっという間にPIが跳ね上がり、SクラスやUクラスになってしまうでしょう。また、こういった高いパフォーマンスを持つ車の場合、それを操るにも、ソレ相応の技術が必要になってくるということも忘れてはなりません。
車の操作に慣れるまでは、エンジンのパワーを上げるよりも、コーナリング重視のパーツを組み合わせ、目標PI値に届かない場合、あまったPI値をエンジンのパーツに振ると、より操縦のしやすい車に仕上がります。また、車の操作に慣れてきたら、パワーのある車で、コーナーをねじ伏せて曲がるような車にすると、サーキットやコースによっては、さらにタイムが伸びる車ができあがるかもしれません。
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エンジン/出力
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主に、最大出力(パワー・馬力)に関するアップグレードで、加速・最高速に影響するパーツの変更に関する項目です。
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吸気系
Intake
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低回転域 ↑
中回転域 ↑
高回転域 ↑ |
燃料を燃焼させるのに必要な空気の取り込み効率をよくするためのパーツを交換します。
低回転から高回転まで万遍なく出力が上がります。 |
排気系
Exhaust
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低回転域 ↑
中回転域 ↑
高回転域 ↑ |
燃料燃焼後に不必要となった空気の排出するための効率を上げるパーツを交換します。
低回転から高回転まで万遍なく出力が上がります。 |
イグニッション
Ignition
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低回転域 ↑
中回転域 ↑
高回転域 ↑ |
エンジン内で燃料と空気でできる混合気の点火に必要なパーツを交換します。
低回転から高回転まで万遍なく出力が上がります。 |
燃料システム
Fuel System
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低回転域 ↑
中回転域 ↑
高回転域 ↑ |
燃料をエンジンへと送り込むパーツを交換します。
低回転から高回転まで万遍なく出力が上がります。 |
カム&バルブ
Cams and
Valves
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低回転域 →
中回転域 ↑
高回転域 ↑↑ |
エンジン内部にある回転系のパーツを交換します。
この交換により、エンジンはより高い回転数まで回るようになりますが、低回転域の出力はそれほど変わりません。 |
エンジンブロック
Engine
Block
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低回転域 ↑
中回転域 ↑
高回転域 ↑ |
エンジンの基礎となるパーツを交換します。
低回転から高回転まで万遍なく出力が上がります。 |
インタークーラー
Intercooler
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低回転域 -
中回転域 -
高回転域 - |
ターボやスーパーチャージャーを搭載している場合に、これらから発生させる熱をより効率よく冷却し、より効率よく圧縮させるためのパーツを交換します。
ターボやスーパーチャージャーと同等の回転域の出力を若干向上させます。
ターボやスーパーチャージャーを搭載していない場合、必要はありません。 |
ターボ
Turbo
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低回転域 ↓
中回転域 ↑
高回転域 ↑↑ |
燃料と空気とでできた混合気を排気を利用して圧縮させ、より高い爆発力を得られるようにするパーツを搭載・交換します。
中・高回転域での出力が大幅に上がりますが、その最高出力を得るためには、若干のラグが発生します。 |
遠心式スーパーチャージャー
Centrifugal
Supercharger
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低回転域 ↓
中回転域 ↑
高回転域 ↑↑ |
燃料と空気とでできた混合気をエンジンのクランクシャフトに搭載されたベルトを利用して圧縮させ、より高い爆発力を得られるようにするパーツを搭載・交換します。
高回転域での出力が上がりますが、その最高出力を得るためには、若干のラグが発生します。 |
排気過給式スーパーチャージャー
Positive Displacement Super Charger
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低回転域 ↑
中回転域 ↑
高回転域 ↑ |
燃料と空気とでできた混合気をエンジンのクランクシャフトに搭載されたベルトを利用して圧縮させ、より高い爆発力を得られるようにするパーツを搭載・交換します。
全回転域の出力が上がりますが、その最高出力を得るためには、若干のラグが発生します。 |
パワートレイン交換
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低回転域 - 中回転域 -
高回転域 - |
エンジンを丸ごと交換します。また、場合によっては駆動形式を変更します。
この交換により、エンジンに関するパーツは一度全て取り外されます。
交換前のパーツは流用できないので、新しいエンジン用に新たに購入することになります。
駆動形式の変更が伴う場合がありますので、注意しましょう。
AWD:全輪(4輪)駆動(エンジン前方配置)
RWD:後輪駆動(エンジン前方配置)
MR:後輪駆動(エンジン中央配置)
RR:後輪駆動(エンジン後方配置)
FR:前輪駆動(エンジン前方配置) |
車体・ハンドリング
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主に、車の制動(曲がる・止まる)に関するパーツの変更に関する項目です。
基本的に軽量化以外のパーツの変更に関しては、PI値の上昇は少ないので、よりよいものをつけておくと良いでしょう。
ただし、調節可能なパーツに関しては、よくわからない場合、レース仕様のデフォルトの設定よりも、スポーツ仕様の標準のままであった方がパフォーマンスが高いことがあります。
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ブレーキ
Brakes
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制動距離
↑
加速 -
コーナリング →
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速度を落とすために必要なブレーキの効率を上げるためのパーツを変更します。
レース仕様のみ、ブレーキ圧や前後のバランスを調節する事が可能です。
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スプリング・ダンパー
Springs and Dampers
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制動距離
→ 加速 →
コーナリング ↑↑
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地面・接地面からの衝撃を吸収したり、車の安定性を挙げる為に車高の変更するためのパーツを変更します。
この交換により、ハンドリングが大幅に改善され、主にコーナリング速度があがる事があります。
レース仕様のみ、スプリング・ダンパーの調節が可能です。
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スタビライザー
Anti-roll Bars
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制動距離 -
加速 -
コーナリング ↑
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コーナリング時の姿勢を安定させる為のパーツを変更します。
レース仕様のみ調節が可能です。
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トランスミッション
Transmission |
制動距離
-
加速 ↑
コーナリング →
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エンジンの出力をホイール・タイヤの回転力へと変化させ伝えるためのパーツです。
スポーツ仕様では、ファイナルギア比のみ調節が可能です。
レース仕様では全てのギア比の調節が可能です。
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クラッチ
Crutch
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制動距離 -
加速 ↑
コーナリング →
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エンジンとトランスミッションをつなぐ役割を持つパーツです。この変更により、シフトアップ・ダウンの時間が短くなります。 |
フライホイール
Flywheel
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制動距離
-
加速 ↑
コーナリング →
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ドライブシャフトの回転を安定させるためのパーツを交換します。この変更により、加速性能が向上します。 |
駆動系
Driveline
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制動距離
-
加速 ↑
コーナリング →
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ドライブシャフトをより軽量なものに交換します。この変更により、加速性能が向上します。 |
ディファレンシャル(LSD)
Differential
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制動距離
-
加速 →
コーナリング ↑
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左右のタイヤ・ホイールの内外輪差を利用し、よりタイヤの能力を発揮させるためのパーツを変更します。
この交換により、コーナリング中のグリップ等が改善されます。しかしながら、最適な調節が必要です。
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軽量化
Weight Reduction
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制動距離
↑↑
加速 ↑↑
コーナリング ↑↑
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不必要なパーツをはずし軽量化を図ります。
軽量化により、加速性能・ブレーキ性能・コーナリング性能全てが向上します。
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タイヤ&ホイール
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最大のパーツ変更といってもいい、タイヤの変更をします。エンジンの出力とタイヤのグリップ以外のパーツは、このタイヤのグリップを最大限に生かす為のものといっても過言ではないでしょう。ソレほど重要になるのが、このタイヤのグリップになります。 |
タイヤコンパウンド
Tire Compound
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制動距離 ↑↑
加速 ↑↓
コーナリング ↑↑
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車のグリップを担う最大のパーツであるタイヤを変更します。
この変更により、ブレーキ性能・コーナリング性能が向上します。
加速性能に関しては、パワーがありすぎてホイルスピンしてしまうような状況の場合には、グリップが上がり、ホイルスピンを抑制するために加速性能があがりますが、最大出力でもホイルスピンをしないような車の場合にはグリップがあがることにより、前へ進むためにはより大きなパワーを必要とするようになるため、加速性能は落ちることになります。
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タイヤ幅
Tire Width
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制動距離
↑↑ 加速 ↑↓
コーナリング ↑↑
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車のグリップを担う最大のパーツであるタイヤの太さ(幅)を変更します。
この変更により、ブレーキ性能・コーナリング性能が向上します。
加速性能に関しては、パワーがありすぎてホイルスピンしてしまうような状況の場合には、グリップが上がり、ホイルスピンを抑制するために加速性能があがりますが、最大出力でもホイルスピンをしないような車の場合にはグリップがあがることにより、前へ進むためにはより大きなパワーを必要とするようになるため、加速性能は落ちることになります。
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ホイールサイズ
Rim Size
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制動距離
→
加速 →
コーナリング →
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ホイールサイズを変更します。この変更によりタイヤのタワミが少なくなり、また接地面が増えるためにグリップは向上しますが、ホイールサイズが大きくなることにより重量が増してしまうために、接地面の凹凸での衝撃や、回転慣性が増えてしまいます。 |
ホイールスタイル
Rim Style
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制動距離
↑
加速 ↑
コーナリング ↑
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ホイールのメーカー・形状を変更します。この変更によりホイールの軽量化が図り、接地面の凹凸での衝撃や、回転慣性を抑制することができます。 |
ボディ/エアロ
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主にコーナリングに重要なダウンフォースの発生に関するエアロパーツを変更します。 |
フロントバンパー
Front Bumper
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制動距離
↑
加速 →
コーナリング ↑↑
最高速 ↓
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フロントバンパーによるドラッグ(空気抵抗)やダウンフォースの発生率を変更させるパーツを変更します。
主に最高速は落ちますがコーナリング速度が上がります。
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リアウィング
Rear Wing
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制動距離
↑
加速 →
コーナリング ↑↑
最高速 ↓
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リアウィングによるダウンフォースの発生率を変更させるパーツを変更します。
主に最高速は落ちますがコーナリング速度が上がります。
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リアバンパー
Rear Bumper
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制動距離
↑
加速 →
コーナリング ↑↑
最高速 ↓
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リアバンパーによるダウンフォースの発生率を変更させるパーツを変更します。
主に最高速は落ちますがコーナリング性能は上がります。
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サイドステップ
Side Skirt
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制動距離
→
加速 →
コーナリング →
最高速 ↑
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サイドステップによるドラッグ(空気抵抗)を減らすためのパーツを変更します。
主に最高速があがりますが、重量が増えるのでコーナリング性能は若干下がります。
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